ダウンの汚れは“前処理”がカギ!自宅でできる部分洗いの正しいやり方

お気に入りのダウンジャケット。寒い季節には欠かせない存在ですが、気づけば襟や袖口に黒ずみや皮脂汚れがついてしまうこともあります。「自宅で洗えるかな?」と悩んで調べている方も多いのではないでしょうか。
実は、ダウンは丸ごと洗う前に“前処理(部分洗い)”を行うことで、見た目も仕上がりも格段に変わります。ここでは、家庭でできる安全な前処理の方法と、洗濯時に注意したいポイントについてご紹介します。

1. なぜ“前処理”が大切なのか

ダウンジャケットの汚れは、全体に均一についているわけではありません。多くは、肌や髪に触れる「襟まわり」や「袖口」、「前立て」に集中しています。これらの部分は皮脂やファンデーション、整髪料などの油分が付きやすく、時間が経つと黒ずみやテカリの原因になります。

全体を一度に洗うと、羽毛の偏りや乾燥ムラが起こりやすく、撥水加工が落ちてしまうこともあります。そこで、汚れが気になる部分だけを前処理で落としておくことで、ダウン全体へのダメージを最小限に抑えることができるのです。

2. 自宅でできる前処理のやり方

用意するのは、中性洗剤・ぬるま湯・柔らかい布(またはスポンジ)だけ。手順は次の通りです。

  1. ぬるま湯(30℃前後)に中性洗剤を少量溶かし、洗浄液をつくる。
  2. 柔らかい布やスポンジに洗浄液を含ませ、汚れた部分を軽く叩くようにして洗う。
  3. 泡が残らないように濡れたタオルで拭き取り、乾いた布で水分を吸い取る。

強くこすりすぎると生地が傷ついたり、撥水加工が剥がれるおそれがあるため「やさしく押さえる」のがコツです。特に白や淡い色のダウンは、皮脂汚れが黄ばみとして残りやすいため、シーズン中でもこまめなケアを心がけましょう。

前処理が終わったら、次のステップは「ダウン全体の洗い方」です。洗濯機を使う場合や、手洗いでやさしく仕上げるコツについては、こちらの「ダウンの洗い方」コラムで詳しくご紹介しています。

3. 洗濯で機能性を損なわないために

ダウンは羽毛のふくらみ(ロフト)によって保温性を保っています。ところが、洗濯によって羽毛が水を含むと空気を含みにくくなり、乾燥が不十分なままではボリュームが戻らないことがあります。また、表地の撥水加工も摩擦や洗剤で剥がれやすくなるため、頻繁な丸洗いは避けたほうが安心です。

特にアウトドア用の高機能ダウンは、撥水・透湿・防汚などの特殊加工が施されていることが多く、誤った洗濯でその性能が低下してしまうことがあります。普段は前処理で清潔を保ち、シーズンの終わりなどに必要に応じて専門のクリーニングに出すのが理想的です。

4. まとめ|“部分洗い”で長くきれいに

ダウンのお手入れは「全部洗う」よりも「汚れたところを少しずつ落とす」ことが大切です。前処理を取り入れるだけで、見た目の清潔感が保てるだけでなく、羽毛のふんわり感や撥水性も長持ちします。

お気に入りのダウンを冬の間も気持ちよく着続けるために、日常のちょっとした部分洗いを習慣にしてみてください。毎日の小さなケアが、ダウンの寿命をぐっと延ばしてくれます。

安心の信頼・実績 全国どこでもご利用いただける宅配ダウンクリーニング
「Clean Plus」150,000 件以上の実績、高級ダウン専門クリーニング

地域に寄り添う街のクリーニング屋さん シミ抜きも承ります
「クリーンショップおくむら」京都伏見・山科・宇治・城陽・滋賀県大津のクリーニング店

伏見桃山店と即日仕上げふとんクリーニング【ふとん日和】の詳細はこちら
クリーンショップおくむら伏見桃山店

ブランド品や大切なお品物のクリーニング専門
「CCO」あなたの悩みに寄り添う、京都のオーダーメイドクリーニング店