お気に入りのダウンジャケットを長く着るためには、定期的なお手入れが欠かせません。前処理で部分的な汚れを落としたら、次は全体を清潔に保つための“正しい洗い方”を知っておきましょう。
ここでは、家庭でダウンを洗うときの手順と注意点、さらに長期保管前のケア方法をわかりやすくまとめました。
1. 洗う前の準備|タグと状態をチェック
まず確認したいのは、洗濯表示です。最近のダウンには「手洗い可」「洗濯機使用可」と明記されているものもありますが、レザーやウール混素材などは家庭での水洗いに適していません。洗濯不可のマークがある場合は、無理に洗わずクリーニング店に依頼しましょう。
また、襟や袖口などに皮脂やファンデーションなどの汚れがある場合は、洗う前に中性洗剤を使った部分洗い(前処理)の方法を行うのがおすすめです。汚れを先に浮かせておくことで、全体を洗ったときの仕上がりがぐっと良くなります。ファスナーやボタンは閉め、フードや取り外し可能なパーツは分けておきましょう。
2. 手洗いが安心|ぬるま湯と中性洗剤でやさしく
ダウンは羽毛がデリケートなため、手洗いがおすすめです。洗面器や浴槽などに30℃前後のぬるま湯をはり、中性洗剤を少量溶かします。衣類用洗剤の中でも「おしゃれ着用」「中性タイプ」と書かれたものが適しています。
ダウンを軽く押し沈め、洗浄液を全体に行き渡らせるようにゆっくり押し洗いします。もみ洗いは生地や羽毛を傷める原因になるため避けましょう。汚れが浮いたら、清潔なぬるま湯で2〜3回すすぎ、洗剤が残らないようにします。
脱水は短時間(20〜30秒程度)でOK。洗濯機の「手洗い」または「ドライ」コースに乾いたタオルなどを一緒に入れ、軽く水を切ります。脱水しすぎると羽毛が偏るので注意しましょう。
3. 洗濯機を使う場合のポイント
洗濯機で洗えるタイプの場合は、「おしゃれ着コース」や「手洗いモード」を選び、必ず洗濯ネットに入れましょう。ファスナーや金具が引っかからないようにすることで、生地の傷みを防げます。
洗剤は手洗い同様、中性洗剤を使用し、柔軟剤は避けます。羽毛の膨らみを損なう原因になるためです。すすぎはしっかり2回行い、脱水は短時間で済ませるのがコツです。絞り切ってしますと羽毛がぺたんこになってしまいほぐすのが難しくなります。
4. 乾かし方が仕上がりを左右する
洗った後のダウンは、乾燥が一番のポイントです。濡れたまま放置すると、羽毛が固まりやすくカビや臭いの原因になります。
まず、タオルで軽く水分を取り除き、形を整えてからハンガーにかけ、風通しの良い日陰で自然乾燥させます。直射日光や高温の乾燥機は避けましょう。
乾きが甘いときは、完全に乾いた状態で低温の乾燥機を短時間使用すると、羽毛がふんわりと復元します。その際、乾燥機にテニスボールを2〜3個入れると、中の羽毛がまんべんなくほぐれてふくらみやすくなります。乾燥後は、軽く叩いて羽毛の偏りを整えてください。
5. 洗濯後のケアと保管のポイント
乾燥が終わったら、全体を軽く振って形を整え、しっかり乾いていることを確認してから収納します。湿気が残っているとカビや臭いが発生するため、収納前の完全乾燥が大切です。
長期間保管する場合は、圧縮せずにゆったりと掛けるようにし、通気性のあるカバーを使用すると安心です。
また、シーズンの終わりには、専門のクリーニングを利用するのもおすすめです。プロの洗浄と乾燥機を使うことで、羽毛のふくらみを保ちつつ、家庭では落としきれない油分やニオイまでしっかり除去できます。定期的にプロの手を加えることで、ダウンの保温性や軽やかさを長く維持できます。
6. まとめ|やさしく洗って長持ちさせる
ダウンを自宅で洗う際のポイントは、「中性洗剤を使う」「ぬるま湯でやさしく押し洗い」「短時間脱水」「風通しの良い場所でしっかり乾かす」の4つです。
さらに、汚れが目立つ箇所は事前に部分洗い(前処理)を行うことで、全体洗いの効果がより高まります。
そして、長期保管前にはプロのクリーニングで仕上げるのが理想的。正しい手順を守れば、家庭でも十分きれいに仕上がります。
羽毛のふくらみと軽やかさを守りながら、お気に入りのダウンを毎シーズン快適に着こなしましょう。
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